近年、授業中にそわそわする、集中が続かない、読み間違いが多い――
このような子どもが増えています。
実はその背景に、目の調節疲労と自律神経のアンバランス が隠れていることがあります。
これらが重なり、子どもの目が本来以上に緊張し、心身の落ち着きに影響します。
調節機能は副交感神経と深く関わっています。
近くを見る作業が続くと副交感神経が過剰に働き、疲労やイライラ、注意の散漫さが増えることがあります。
読み書きが遅い、姿勢が崩れる、机に顔を近づける――こうした行動の裏に視機能ストレスが潜んでいることがあります。
遠くがよく見えるための眼鏡をかけたまま、長時間タブレットを見ると負担が増えます。
その結果、次のような症状がみられることがあります。
「見えること」と「楽に見えること」は別です。
視力が良くても、調節過多・眼精疲労・姿勢の崩れなど、隠れた負荷が蓄積している場合があります。
下の項目に2つ以上当てはまる場合、視機能ストレスが疑われます。
実際に、遠用度数から+1.00D弱めた学習用眼鏡を使用したところ、
「お手つき減少」「落ち着きの向上」「成績改善」などの変化が見られた例があります。
ただし、適切な診察と調節評価のもとで行う必要があります。
子どもは本来、集中して学ぶ力をもっています。
目の負担を軽くすることで、落ち着き・集中・意欲が自然に育っていきます。
「よく見える」よりも、「楽に見える」ことを大切にしましょう。